●会議について
2019 年 4 月 文部科学大臣が中央教育審議会に「新しい時代の初等中等教育の在り方について」 検討するよう 諮問したことがきっかけとなり 設置された。中央教育審議会は、小有識者会議を設置。これが、「新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議」だ。
2019 年 9 月~20 年 12月の にかけて議論した。
会議資料によれば、会議趣旨として次のとおり。
「医療の進歩・特別支援教育への理解の広がり・障害の概念の変化や多様化など…特別支援教育を必要とする子供たちの数は増加の一途をたどっている。」。こうした状況のもと、
自立活動などの重要性がますます高まっており
「…障害者の権利に係る国際的な議論の動向等も踏まえつつ、特別支援教育の現状と課題を整理し、一人一人のニーズに対応した新しい時代の特別支援教育の在り方や、その充実のための方策等について検討を行う」
(第 1 回会議資料「新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議の開催について」)
●報告
有識者会議は、2021年月に議論の最終とりまとめとして「新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議 報告」を出した。
●報告の問題点
・尾上裕亮「権利条約24条を中心にした議論を!―有識者会議を傍聴して①―」
会報誌「障害児を普通学校へ」No.383(2020.4)
・尾上裕亮「素案と条約 ―有識者会議を傍聴して②―」
会報誌「障害児を普通学校へ」No.391(2021.1)
・一木玲子「『新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議報告』の国際的視点からの評価」『季刊 福祉労働』170号(2021.3